

鈍く
重く
俺らしく

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鈍く、重く、俺らしく。
便利ではないが
鈍くても長く愛せるモノを
軽くはないが
重く頑丈で頼れるモノを
周りに合わせるのではなく
俺らしさを
手に取った瞬間より
十年後のほうが好きになっている
生涯の相棒
そんなモノを届けていきます
戦後から託されたバトン
戦後間もなくの頃
何もないところから
祖父と祖母が二人で昼夜問わず働き
少しづつ貯めたお金で
今の鉄工所を建てたと聞きました。
祖父が亡くなったとき
本当に多くの方が別れに訪れたのをみて
沢山の方に支えられながら
信頼させれる仕事をしてきたんだなと
子どもながら感じていました。
それは今も変わることはなく
町中で家の話をすると
「寛永(会社の名前)さんのところの孫か」
と言われます。
この続くバトンを託された今
僕だからできるやり方で
次にバトンを
渡していきたいと考えています。

子どもの時から毎年
初詣に行っていた神社があります。
その神社の鳥居は
物心つく前から鉄でできていました。
当たり前すぎて
深く考えた事はありませんでしたが
他とは違うなとは思ってはいました。
大学を卒業し
地元から離れて暮らしていた僕は
家業を継ぐことは考えていませんでした。
ある時、祖母と話していた時に
「あの鳥居は爺ちゃんが作ったんだよ」
と言われました。
その時、人から愛されるモノを作れるのは
モノ作りする人にとって幸せなことだし
祖父は僕が17歳の時に他界しているのですが
ある意味まだ生きているなと思いました。
その時、この鉄工所は
未来に残していかないといけないと思い
実家に戻ることを決め
鉄を通して愛されるモノを作っています。
鉄の鳥居とお爺ちゃん

使われなくなった鉄を使う
仕事をしていると必ず出てきてしう
鉄の余りがあります。
基本的な方針としてこれらの鉄を
新しい価値を見つけて
使うようにしています。
そうやって止まってしまったモノを
循環の中にかえして
祖父の作った鉄の鳥居のように
人に長く愛着を持って
沢山の思い出を作っていただきたいです。
アップサイクル
長く使っていると不具合が起きてきます
こちらで購入してくれ た商品に関しては
破損部の交換や修理などを行い
また使ってもらえるようにしていきます
また、こちらの商品ではなくても
思い出のあるモノを使って
別のモノを作って欲しいという
要望があれば世界に一つしかない
あなただけのモノに
アップサイクルすることも可能です






















